このブログをご覧頂く方がどの回を最初に見て頂くがわかりませんので、毎回同じことを最初に書かせて頂きます。私の「9月入学問題」に関する基本的スタンスは、「学習内容を大幅に減らしたうえで3月卒業(つまり4月入学)」か、「8月31日まで休校とし、その間にオンライン体制を万全なものとし、対面授業とオンライン授業を併用したカリキュラムのもと7月卒業(つまり9月入学)」のどちらかがよいと元々は考えており、現在は「どちらかで言えば9月入学の方が良い」という立場です。

 

その理由をこの「各論」で述べていきます。

今回はタイトルの通り「4月入学はそもそも限界がある」ということです。

 

ご承知の通り入試の時期はインフルエンザが流行ります。最近は温暖化で少なくなりましたが大雪が降り電車が止まったりすることがあります。一方夏は年を追うごとに暑くなり、大人に対しても「運動するな」とか「外出するな」と注意が呼び掛けられます。そんな時期になぜ子供に運動をさせるのでしょう。まして大会など嫌でも頑張るようなことをさせるのでしょう。

 

理由は簡単で「期末テストが終わっている」ということと「夏休み」ということで時間が取れるからです。誰もがこの暑い中運動をさせるのはよくないとわかっていても他にできる時がないからしているのです。

 

そうしたなか「コロナウイルス」というのが現れました。ウイルスは暑さに弱いはずなのに30度を超えるような今でも活動をしています。誰もが次の冬に強烈な感染の波が来ることを恐れています。しかし文科省は冬に入試をする決断をしました。入試はリモートではできないと思います(将来的にはできるかも知れませんが)。3密を避けることもできないと思います。入試の最中に換気をするのでしょうか。受験者は必死なので仮に感染していても受験会場に来る可能性は非常に高いです。入試は全国各地でほぼ同時期に行います。大学入試は県を超えることが多いですし、高校入試でも私立高校でしたら県を超えます。感染者対策として試験日をずらすこともできるかも知れませんが2週間以上もずらせるのでしょうか。大学はもっとそうだと思いますが、高校入試であっても日程は詰まっています。何より入試はスポーツと違い中止することができません。もしも内申書だけで判断するとなれば「内申書の学校格差」があり大問題です(私は入試に内申点を入れていること自体に問題があると思っています)。

 

こうした問題は「9月入学」により解消されます。

まず学年の終わりは7月中旬(今の1学期の終業式頃)です。まずここで夏休みを純粋な休みとして満喫できます。自動的に入試は公立入試が7月初旬・私立入試が6月初旬・大学の共通テストは5月中旬になります。スポーツの大会は12月~1月になりますが、期末テストを11月末に行い、12月の3週目から4週間冬休みにすればよいのです。テスト明けから行えばたいていの大会は終われます。そして冬休みを増やした分春休みは無くし、その代わりゴールデンウイークを1週間休みにし、春休みの代わりにすればよいのです。今は入試の前に正月があるので受験生は毎年正月をどう過ごせばよいのか葛藤しますが、ゴールデンウイークであれば受験勉強に励めます。

 

これが私が考える「9月入学」にした場合のスケジュールです。豪雪地域であればできる競技に限りが出るという問題がありますが、それよりも「勉強は暑すぎてもエアコンがあればできる、スポーツは寒くてもできる」というのがそもそもの私の考えです。おそらくこれに反対される方はコロナやインフルエンザの時期にスポーツをさせたくないという考えの方だと思います。しかし他にできる時期はありません。今の夏の大会というのは最上級生の引退試合となります。秋だと早すぎますし、春だと遅すぎます。つまり冬に入試か大会のどちらかを持ってこないといけないのですが、どちらかであれば私は冬に入試をやってほしくないですし、スポーツによる死の危険を考えれば夏より冬の方がリスクが低いと思っています。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。