これは9月入学と関係ないのですが、前回のブログでクラブのことを書いていたら長くなりすぎてしまったので独立させました。

 

学習環境も心配ですがそれ以上に心配なのがクラブ活動(もちろん運動部と吹奏楽部)です。クラブをやりたがっている子供は多いので「させない」わけにはいきません。指導される方は熱中症対策、感染防止対策はもちろん取り組まれるでしょうが、疲労を夜に残さない指導をお願いしたいです。今年の子供達は学校で1日過ごすだけで普段以上に疲労していることを忘れないで頂きたいです。暑さ慣れをしていない、感染症対策をしている、学習時間が増えている以外に、彼らはこれまでと明らかに違う環境に神経を使っています。学習による疲労も神経的な疲労も運動による疲労もすべて脳の疲労です。普段と同じメニューをさせると次々と倒れていく可能性があります。熱中症対策や3密対策だけすればいいわけではありません。

 

ただ子供達はクラブが大好きなので自分のすべてを出し切って乗り越える子が多いと思います。そのためクラブの指導者は問題ないと考えるかも知れません。本当に問題なのはその後です。学校の勉強は学校で授業を受けていればそれでよいわけありません。家に帰った後、自宅や塾で復習をしたり学校の宿題をしないといけません。すべてを出し切ってクラブをした彼らの中で、この後さらに勉強ができる子がどれくらいいるでしょう。しかも例年より学習密度は高まっていますし、例えば授業動画など今まで触れたことのない学習もあります。そこでも神経を使いますから、つまりクラブで倒れなくても家や塾で倒れたり、勉強をしなくなる可能性があるということは指摘しておきたいと思います。

 

また、生駒市の場合夏休みは16日間ですが、その期間どの程度活動させるのでしょうか。私は3年生の引退試合以外活動させてはいけないと思います(近隣の学校と1回試合をするくらいは問題ないと思います)。やるにしても出席自由とし、周囲からの強制力を与えてはいけないと思います。

 

それよりも学校は(感染の状況にもよりますが)積極的に外に出るよう促して頂きたいです。外といっても公園で遊ぶのではなくどこかの施設へ行ってほしいのです。文化施設に限らず大型ショッピングセンターや遊戯施設で構いません。それも貴重な社会経験ですし、何よりも大きな息抜きになります。そのためクラブ活動をしてほしくないのです。前回のブログに書いたように彼らは春休みがなく、例年と比べ社会経験の量が減っているのです。おそらく学校は夏休みの宿題を出すでしょう(宿題も出してほしくないのですが)。これにクラブがあれば宿題とクラブだけで夏休みが終わってしまいます。1・2年生は外で遊ばせてあげたいですし、3年生には受験勉強をさせたいです。テーマと離れるので別の機会に書きますが、学校は16日しかない夏休みで受験勉強はいつから始めさせることを想定しているのでしょう。

 

ついでなので書きますが、よく体育連盟や協会などが大会をやりたがっている話を聞きますが、秋にだけは絶対にやってほしくありません。受験校は11月にほぼ決まります。11月は実力テストと最大規模となる業者模試と期末テスト(今年は12月になるでしょうが)があり、それ以降は全体的な位置を知ることができず、内申点も確定します。12月以降はその時に決めた学校に合格するための学習期間です。つまり8月~10月は通常の学習に加え1・2年の復習をしないと行きたい高校に行けなくなる中学生が増えるのです。ですから秋に3年生の大会はしてほしくありません。ただ、夏休みはもっとしてほしくありません。結論としては夏休みに入った時に市内の別の中学校と引退試合をして引退、が一番良いかと思います。

 

話がいろいろ飛んでしまいましたが、一番言いたいことは「クラブ活動は指導者がよほど気をつけないと学力が大幅に落ちる」ということです。私が主張する「学習内容の大幅削減」と「全体の学力が大幅に下がる」ことは全く意味が違います(2つ後のブログに書いています)。クラブの指導者はふつう学校の先生です。ただでさえ休校期間中に学力格差が拡がっています。これを気にしない先生がおられないことを信じています。

 

ちなみに学校のクラブだけでなく、外部のクラブスポーツではもっとそれがいえます。クラブスポーツの指導者は学校の先生ではありませんから、なお教え子の学力には気を配って頂きたいです。トップアスリートを目指す子供は別として、「スポーツさえ頑張っていれば勉強はできなくていい」という考えはあまりよろしくないと思います。むしろ「勉強ができていないなら参加するな」と言って頂きたいです。

 

クラブの思い出作りはもちろん大事です。ただ高校へ進学しない子供はほとんどいません。クラブの思い出は高校でも作れます。もちろん違うクラブに入ったりクラブに入らなかったりすることもありますが、それはそれで新しい思い出を作ればよいのです。クラブへの思い入れの強い方が多いので非常に言いにくいのですが、「強い思い出や目標に向かう努力やかけがいのない仲間と出会う」ことはクラブ以外でも学生時代に作ることはできると思います。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。