もう完全に消えてしまいましたが、現在の「4月入学」を「9月入学」に変える、いわゆる「9月入学問題」について私がどう考えているのかを最初に書いておきます。

 

チラシにも書きましたが、今回取るべきだった方策は「学習内容を大幅に減らしたうえで3月卒業(つまり4月入学継続)」か、「8月31日まで休校とし、その間にオンライン体制を万全なものとし、対面授業とオンライン授業を併用したカリキュラムのもと7月卒業(つまり翌年より9月入学)」のどちらかだったと思います(どちらも採用されませんでしたが)。

 

個人的な結論としては「断定はできないが、どちらかでいえば9月入学の方が良い」です。双方にメリット・デメリットがあるのですが、私にとってのメリット・デメリットは「子供にとって健全な成長ができ、かつこれまでと同等の教育水準(勉強だけではありません)を与えられるかどうか」であり、例えば世間で言われる留学による国際交流などは私はあまり重きを置いていません。

 

<9月入学にした場合のメリット>

①行事や休みの削減を最低限に抑えたうえで、これまでと変わらない学習を今年度も提供できる。

②入試をインフルエンザ・大雪といったふさわしくない時期から避けられる。

③巨大なコロナ感染が冬に再来したときの入試の混乱を避けられる。

④温暖化が進むなか、真夏の一番暑い時期にスポーツの大会をしなくてすむ。

 

<4月入学継続のメリット>

①日本の四季に沿った教育を行うことができる。

②社会構造を変えたり、巨額の費用負担が必要ない。

③学習の時間的遅れが生じない。

④現場の混乱が少なくなる。

⑤どこかの学年が極端に多くなるいわゆる「1.4倍問題」や「学費負担増加」等の問題が起きない。

 

<9月入学のデメリット>

デメリットはメリットの反対になるので書く必要がありませんが、書いていないことが1点だけ

①一度変えたら戻すことができない。

 

問題を議論するときに必要なことは「どちらのメリットの方が有用性が高いか」「デメリットはどちらの方が解消しやすいか、あるいは受容できるか」「守らなければならないものは何か」それらの総合判断で結論を出すものだと思います。

 

その結果、私は9月入学の方が良いと考えました。ただ4月入学継続でも構わないのですが、その場合は「学習内容を大幅に減らす」必要があります。それぞれの詳しい内容は次回以降のブログに書いていきます。

 

現在「9月入学問題」は時期尚早ということで棚上げになりました。「この混乱しているときにさらに混乱させるようなことをしてはいけない」、「議論する時間が短すぎる」といった声が主だと思いますが、問題がないときに社会全体を変えるような改革を国民は望むでしょうか。自然災害やウイルスのように我が身に迫った問題は平時に戻っても関心を持ちますが、教育制度のようなものは「今それなりにうまくいってるならわざわざ変えんでもええやん」ましてや改革することによって社会の変化を求められると「何で変えなあかんねん」にきっとなると思います。

 

今回は触れませんでしたが、「オンライン教育」も今後避けられないテーマになります。オンライン教育が今後学校現場を大きく変えていくとは思いますが、それの功罪についてももちろん取り上げていきます。

 

長くなりましたので今回はここまでとさせて頂きます。

最後までご覧頂きありがとうございました。