皆様ご存じのように、国際化の流れの中、国はとにかく日本人の英語力を上げようと躍起になっています。そのためこの度の指導要領の改訂で英語学習が小学3年生から、教科としての英語が小学5年生から行われるようになり、実際に行うかはともかく中学でオールイングリッシュをしようとかしています。

 

私は高校生の頃、「大学に入ってからの原書講読や英文での論文発表のために英語を学習しており、そのため読みと書きを重点的に学習するのだ」と聞いたことがあります。それがコミュニケーション重視の傾向に変わり、今では使える英語を身につけることが重要だとされています。

 

時代の変遷とともに目的が変わること自体はいいのですが、今回の英語の改訂で思うことは「増やしすぎ」ではないかということです。

 

以前書きましたとおり、今回の改訂では中学までの取扱い語彙数が1200から2400に倍増し、文法では感嘆文の復活に加え原型不定詞、現在完了進行形、仮定法が増えました。これらは「読み書きの内容も増える」ことを意味します。さらに、コミュニケーションとしての聞く・話す・発表するといった内容も強化されています。つまり総合的に英語の学習量は大幅に増えました。

 

私の世代の読み書きの内容や量は現行と同じくらいです。語彙も1200くらいでした。そして私の時は多すぎると言われ、後に大幅な削減(ゆとり教育)になりました。しかし今は「聞く・話す」があるので英語の学習総量は私の世代よりも増えています。それをまだ増やすと言っているのです。

 

ここで問題として提起したいこととがあります。それは「英語嫌いは今以上に増える」「日本人が日本人でなくなる可能性」「他にすることはないのか」の3つです。

 

次回以降その詳細をお伝えしようと思います。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。