前回の続きです。

 

国は国民全体の学力を上げようと今回の改定を行ったのだと思いますが、おそらくはそれについていける子だけが学力が上がり、結果として学力格差が拡がるのではないかと考えています。

 

その差を小さくするには下の層に確実な学力をつけさせる必要があります。

そのためには、

①中学入学前に学力テストを行い、英・数・国は中1から習熟度別学習を行う。

②クラブ活動を抑制し、放課後学習(補習)を充実させる。

③学習総量を減らし、「学力を伸ばしたい子」に補習を行う。

の、いずれかしかないと思います。

 

まず①です。習熟度別学習なんてかわいそう、と思うかもしれませんが、授業についていけず常に苦しい思いを続けさせる方がよっぽどかわいそうです。テストにしても難しい問題で20点しか取れないよりは簡単な問題で80点を取る方が喜びますし、学習の意欲にもつながります。

 

ただ、中学生になってから急に伸びる子もいます。ですから進級時に、下から上へ上がれるような授業内容の工夫や補習等の体制は必要だと思います。

 

また、「いじめが起きるかもしれない」と心配される方は、いじめの原因の根本を考えていただきたいです。親がまともであれば、子供に「(弱い子を)いじめよう」という発想は起きません。「いじめ」の根本にあるのは「親」であって教育システムではありません。

 

②のクラブに関しては、書きたいことが多すぎるので後日改めて書きますが、週2日は勉強がついていけない子のために補習をするべきだと思います。「クラブでくたくたになって勉強できない」状態にしているのであればそれは学校ではありません。

 

③ですが、私は「ゆとり教育」自体が間違っていたと思いません。あれの最大の問題点は「学力を伸ばせる子を伸ばせなかったこと」です。当時は学力を伸ばすには塾に頼るしかなく(それはそれでいいのですが…)、かつ学校側も何をしたらよいのかよくわからなかったために失敗したのです。ですが今回は「思考力等を伸ばす」という明確な目標があるのです。

 

学習総量を減らすことにより時間的余裕が生まれ、ついていけない子の数は減りますし、より多くの子の「思考力等」を伸ばすことも可能になります。そして「もっと学習したい」子用に、削った内容を補習で行えば、結果として全体的な学力を上げることができると思います。

 

次回は今回のテーマのまとめです。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。