気がつくと前回のブログで30回目の投稿となりました。
それほど多くはないと思いますが、そろそろ初期の頃のブログは読まれなくなるだろうな、という気がしてきました。また、「春の入塾キャンペーン」のこともありますので、特にキャンペーンに関してコメントを頂きたいブログをピックアップさせて頂きます。もちろんこれら以外のものでも構いません。
「自学力」を育て「伸びしろ」を最大限に引き出します。
気がつくと前回のブログで30回目の投稿となりました。
それほど多くはないと思いますが、そろそろ初期の頃のブログは読まれなくなるだろうな、という気がしてきました。また、「春の入塾キャンペーン」のこともありますので、特にキャンペーンに関してコメントを頂きたいブログをピックアップさせて頂きます。もちろんこれら以外のものでも構いません。
この度は「エステル教育学院」にご関心をお持ちいただき、また当ブログをご覧いただきありがとうございます。
「お知らせ」にもあげていますが、「入塾キャンペーン」の詳細をここでも説明させて頂きます。
趣旨としては、ブログをご覧いただくことにより私の考え方を理解して頂き、そしてそれに共感していただけた方にはなにがしかの特典があってもよいのではないか、という考えによります。
キャンペーンの詳細は以下のリンク先になります。
ご不明な点があればお問い合わせください。
「エステル教育学院」では定期的に塾生に対して講師の評価に関するアンケートを行っています。
アンケートの内容は、①親しみやすさ ②わかりやすさ ③熱心さ を5段階評価してもらい、その理由を聞くというものです。
前回は昨年の10月8日に行いました。その時の結果がこちらです。当時の塾生は10名でしたので各項目は50点満点になります。合計は100点満点に換算しています。A~Gは各講師を表します。
A | B | C | D | E | F | G | 塾長 | |
親しみ | 48 | 47 | 46 | 42 | 42 | 39 | 41 | 48 |
わかり | 49 | 46 | 47 | 46 | 44 | 46 | 43 | 50 |
熱心さ | 45 | 47 | 45 | 46 | 43 | 43 | 40 | 50 |
合計 | 94.7 | 93.3 | 92.0 | 89.3 | 86.0 | 85.3 | 82.7 | 98.7 |
いかがでしょうか。私の評価は生徒なりに気を遣った結果かもしれませんが、私以外の講師も軒並み高評価を得ています。つまり優秀なスタッフが揃っているという証明になるかと思われます。なお、講師は現在も同じメンバーです。実際のアンケート結果を確認されたい方は面談にお越し頂ければ公開させて頂きます。
入塾を検討される際のご参考に頂ければと思います。
先日、私立高校の合格発表がありました。今年は4名が県内・県外両方を受けたのですが、無事全員が合格できました。4人しかいなかった割に衝撃の大きい結果で、奈良育英を受けた1人は、直前に解いた過去問で高大連携コースにも合格できなかったのですが、結果はすみれA(選抜コースの特待)で合格できました。また、育英を受けた別の1人と奈良大附属を受けた1人は過去5年分の過去問で一度も合格できなかったのですがこちらも合格。大商大附属も商大コースで合格するだろうと思っていた2人が進学コースに合格して帰ってきました。
毎日毎日塾に通って、ひたむきに頑張ってきた彼らの努力が実ったことを安堵するとともに彼らを労いたく思います。
しかし本当の戦いはこれからです。本命である公立高校合格を目指して気持ちを新たにし、合格できたことを自信に変えてラストスパートをしてください。
前回までのブログで私はとにかく公民を重視しており、公民だけ授業をしている、と書きました。ただし教科書を丸々1冊授業するのはまだ2回目です。それはともかく、去る1月12日に今年度の最後の授業を行いました。テーマは「国家と日本の在り方」です。これには私の公民への思いが詰まっており、自己評価ですが、かなり良い授業であったと思います。ですので、私がどのような授業をしているのか、レジュメと音声だけですが、それを公開することによりそのまま塾の評価として頂ければと思います。内容は
①竹島問題と北方領土問題
②メタンハイドレートと日本
③世界の紛争と我々の暮らし
④まとめ
です。
まずレジュメですが、当日使用したものをそのままアップするとどこを見てよいのかわからなくなるため編集したものをアップします。それがこちらです。
続いて音声ですが、授業自体は2時間しましたので、それを全てアップするとおそらく耳を傾けて頂けないような気もしなくもありませんので、特に聞いて頂きたい箇所のみをアップさせて頂きます。リンク先はYOU TUBEになります。
↑授業中の様子です。
以下、内容の詳細です。
①導入(5分11秒)…この授業の必要性、あるいは本編を聞く上で注意して頂きたいことを説明しておりますので是非ご覧頂きたく思います。
②メタンハイドレートの説明(7分52秒)…メタンハイドレートをよくご存じでない方にはご覧頂きたく思います。ただし学校はここまでの話すらしていないと思われます。最後に生徒が入って来ましたので、そこで録音は切っています。
③メタンハイドレートと日本の問題(14分20秒)…まず学校では触れられない話だと思います。しかし私はここまでの話を学校の先生方にもして頂きたく思います。
④世界の紛争と我々の暮らし後編(6分23秒)…「世界で起きている紛争に対して我々はどうあればよいのか」、について話しています。レジュメは<現在も続く紛争>の説明文の2文目「今の平和な暮らしを~」からです。中学生にはぜひ聞いて頂きたい内容です。
⑤公民の授業の必要性(5分19秒)…まとめの話の中で最も重要なところです。ここだけは聞いて頂きたく思います。レジュメの<最後に>の8行目からになります。
いかがでしたでしょうか。貴重な時間を割き耳を傾けて頂いた方に深謝を申し上げます。私は中学生の時の授業の記憶が無く、今学校で行われている授業も見学したことがありません。したがって学校との比較ができません。私は「社会科」の専門家ではありませんので「プロ」の方に勝っているとは思いませんし、なにより事実誤認を伝えている可能性もあります。しかしそれを承知でこの授業を公開したのは、「中学生に公民の重要性を知ってほしい」ということと「学校の先生方にもっと公民に時間を割いて頂きたい」という2つの思いからだけなのです。
もし、感想などがございましたらコメント欄に何か残して頂ければ幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
前回は公民の必要性についてお話ししました。今回は現場である学校がどのように取り組んでいるかについてです。なお、私も情報となるのは中学3年生からの聞き取りだけですし、しかも1つの中学校だけですので一般論にはならないかもしれません。その点はご容赦ください。
1月22日、生徒から衝撃的な話を聞きました。50分の社会の授業で20ページ(経済の税金の話から経済の残りすべて)を一気に進んだそうです。この間のテーマは盛りだくさんで「税金」「財政」「景気対策」「社会保障」「公害と環境」「貿易と為替」など、到底50分で終わらせてよい内容ではありません。また別の先生は「時間が無い」という理由で、教科書に線を引くだけの授業になったそうです。別にその2クラスだけが特別遅かったわけではなく、どのクラスでも駆け足で授業がされています。またこうした話は昨年も一昨年も同様で、昨年の先生は「(すべてを終えることを)あきらめた」と仰ったそうです。
そもそも3年の2学期中間テストが「第二次世界大戦の始まり」からでしたので、公民が駆け足になるのは当たり前の話です。もちろん学校は3月まであるので一見時間がありそうにも見えますが、私立の入試が2月の頭にあり、その入試問題は公民の全範囲が出題されるので1月中に公民を終える必要があります。今年の公民は10月からスタートしたので1月まで4ヶ月。しかもその間は期末テストがあり、冬休みがあり、また1月はほとんど短縮授業です。学校は実質3ヶ月もない状況で公民1冊を終わらせようとしているのです。もっと早くに歴史が終わればこのようなことにはならないのです。
ではなぜこのようなことが起きるのか。理由は3つ考えられます。
1つ目は「地理・歴史の分量が多すぎて処理しきれない」から。
確かに私もこんなにやる必要があるのかとは思います。しかしそこまで処理不能な量でしょうか。
1回の授業で教科書の本文2ページを進んだとします。
その場合、地理は100回、歴史は90回で終わります。
つまり合計190回で地理と歴史を終えることができます。文部科学省は1・2年で合計210回社会の授業をするよう指導しています。すると2年あれば地理と歴史は終わらせられるはずです。もちろん教科書の本文だけが授業内容ではありませんが、中3になれば社会は週4回に増えます。それでも1学期で歴史が終わらないとなると、これは学校側の問題としか思えません。
2つ目は「入試で歴史のウエイトが高い場合が多い」から。
例えば、奈良県の公立高校入試は歴史のウエイトがかなり高いです。文科省の定める学習指導時間から比例配分すると地理17点・歴史19点・公民14点になるはずですが、過去3年間の配点は地理14点・14点・13点、歴史22点・19点(大問ベースだと23点)・22点、公民は14点・17点(大問ベースだと13点)・15点です。明らかに歴史のウエイトは高く、だから歴史に時間をかけているとも考えられます。しかしそれは教師としての資質を疑います。学校は塾ではないのです。
3つ目は「社会の先生が公民を重要視していない」から。
基本的に社会の先生は歴史が好きな方が多く、結果歴史の授業が長くなることも考えられます。しかし社会の教師であるなら公民の重要性に気づかれないのでしょうか。私は塾で公民だけ授業をしています。それは公民が好きだからではなく、公民が中学生にとって重要だと考えているからです。教える側の立場として「好き」と「重要」のどちらが大切でしょう。それとも内容的に中学生には早すぎるので高校の現代社会に任せようと考えておられるのでしょうか。実はそこにも問題があり、高校はどの教科・科目もそうですが内容が難しすぎて興味の無い生徒には何をしているのかさっぱりわからない、覚えることが多すぎて何が大切なのかわからなくなる、といったことに陥りやすくなります。さらには大学受験に必要ないから勉強しないと考える高校生もいます。私は中3の5月頃から学校で公民を教わり、高1の時に現代社会も勉強しましたが、その学習の意義を全く考えませんでしたし、当時教わったことも何一つ覚えていないのです。まして中学生の時に適当にしか教わらなかった高校生が高校の現代社会を理解できるとは到底思えません。
ここまで公民の時間が短すぎる理由を3つ書きましたが、実は正解はどれでもありません。本当の答えは「1・2年のテスト範囲が短すぎるから」です。毎回テストの度に範囲表を見ますが「いったい何をしていたんだろう」と思うくらいテスト範囲が短いのです。「このペースで終わるわけがない」というのは1年の時にわかります。たとえ相手が中学1年生であったとしても、50分で教科書2ページを進めることがそんなに難しいのでしょうか。私は現場で教えたことがないのでわかりませんが、もしどうやっても無理なのであれば、それは明らかに文科省に問題があり、教科書の内容を減らすべきです。
ところで今の中2ですが、2学期の期末までは昨年度と同じペースでした。したがってこれまでの中3と同じ目に遭うだろうなと予測していたのですが、3学期になって急にペースが上がりました。次のテスト範囲は最大で65ページになるそうです。気の毒のようにも思えますが、これは担当の先生が公民をしっかり教えようという気持ちの表れだと受け止めます。そうであるなら、これまでの3年よりはよほど恵まれていると思います。
次回は私の公民の授業を公開しようと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。