しばらく飛んでしまいましたが、3回前の内容が公立高校の新傾向問題が解けていないという話でしたので、それを受けての話です。

 

私は教育大学を卒業している割に教員免許を持っていないので学校の先生にはなれません。ただ10年以上前に教師になりたいと思っていた時もあり、その頃から自分が教師であったなら定期テストはこんな問題にするのにな、ということを考えていました。

 

 

例えば社会だと、授業の3分の1は教科書に載っていない話をします(もちろん教科書に載っていることを元にした内容ですが)。なお、雑談の内容は原則板書はせずメモさせます。そしてテストの70点分はそこも含めた論述形式で出します。論述問題はよくある説明問題なども出しますが、考える力があれば知識が無くても解ける問題も作ります。

 

数学なら70点分は文章題と計算過程やなぜそう言えるのかといった考え方を答えさせる問題にします。2次方程式の解の公式の出し方や三平方の定理の証明などは必ず出します(三平方の定理はなぜか3学期の内容になってしまったので出しても仕方が無い気もしますが)。とりあえず計算で点数を稼がせるような問題にはしません。もちろん問題の大半は授業で説明したことをそのまま出します。完全なオリジナルにすると解ける子はさすがに激減するでしょうから。

 

英語ならリスニング30点、英作文15点(新出の文法10点・自由英作5点)、会話の応答15点、純粋な読解問題(内容がわからないと答えられない問題)15点、新出の文法・語彙問題各10点、異文化理解に関する日本語の問題5点といったウエイトにします。英作文(10点の方)は20個くらい短文を予め示し、そのいくつかをそのまま出します。今とあまり変わらない気もしますが、文法・語彙問題を減らし、リスニングと読解問題を増やしているのが特徴です。ただこれはあくまでも新傾向対策としてです。国は英語でコミュニケーションができることに躍起になっていますが、日本人にとっては一部の人だけでよく、それよりも島国で閉鎖的な日本人にはまず価値観の違いを認め合う教育の方が先なのではないかと思います。したがって異文化理解教育をもっとするべきで、本当ならそのウエイトを上げたいところです。

 

国語なら作文10点、日本語の感性を文章で答えさせる問題(公立高校の大問2や3の問題)5点、授業で扱わない読み物をまとめさせる問題(説明文なら要約、物語ならあらすじ)10点、何かを説明させる問題(教科書の内容ではない)5点、教科書の読解問題(古典や詩・短歌・俳句などの知識問題や基本問題も含む)50点、漢字10点、文法(難しいのは意味が無いので基本的なことだけ)10点といったウエイトにします。解答時間が厳しくなる恐れもありますが、文章自体を短くすれば可能です。表現力を一番育てられるのが国語なのに、せめて作文くらいは毎回出してほしいなと思います。大中では聞き取りをしているようですが何の目的でしているんでしょうね。

 

理科は苦手なので思いつきません…。

 

ポイントは配点のウエイトを基本的な知識3割、簡単な思考力問題4割、やや難しい(あるいは高度な)思考力問題3割にすることです。簡単な思考力問題では授業で説明したことをそのまま出したり(考え方を覚えることも思考力強化になります)、知識が無くても少し考えれば(あるいは問題文を読み取れれば)正解できるような問題にします。そうすれば思考力問題で点数を稼げるようになり、平均点も60点くらいにはなるはずです。なお、全体的に思考力がついてきたと思えるようになれば本格的な思考力問題にウエイトを置けばよいと思います。

 

 

話を最初に戻しますが、私は定期テストとはこうあるべき、ということを新傾向うんぬんが起きる前から考えていました。上のような問題だと思考力や表現力は身につきます。内容もそうですが、生徒や塾はテストに敏感なのでそのような問題だとそれに応じた対応を取ります。授業は工夫されていると思いますが(たぶん)、テストで聞かなければ彼らのほとんどは本気で勉強しません。したがってもっとそのような問題を出すべきです。生徒からテストの問題を見せてもらいますが、今のテストでは無理です。良いなと思う問題もありますが、そうした問題が少なければ多くの生徒はそれを捨てて取りやすい問題を取りにいきます。それだといつまでたっても何も変わりません。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。